Twitterのスペース機能を使った合格者座談会のまとめ、後編です。
前編はこちら。
直前期の勉強方法
勉強方法や内容について。
選択対策
しま:自分の課題は択一だったので、7月まで択一中心にやっていて。
7月終わりから急に不安となり、経験者コースのテキスト読み。あと選トレ1回転後は選トレ完成文を読んでいました。
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しまさんの合格体験記はこちらでも読めます!
もも:私は選択が苦手で、なかなか点数が伸びず苦戦しましたが、まずは択一に力を入れ、択一が伸びると自然と選択が伸びてきました。
TACの暗記カードを愛用。持ち運びにちょうどよく、どこに移動する時も持ち歩きました。ボロボロになるまで使い込み、ほぼ暗記していました。
あとは3年目に大原選択トレ問を取り入れました。テキストに載っていない箇所もあり、よかったです。
目的条文は付録欲しさにTACの語呂合わせの本を買い、巻末の目的条文の小冊子をトイレに置き、毎日毎日読みました。
最後はテキスト読み。
Hanako:
択一式に課題があったので7月半ばの模試までは択一式に注力してきました。模試の結果、択一は伸びてきて選択式に課題があると感じるようになったのとトレ問アプリの正答率が9割ほどになっていたので、選択式に移行する目安に該当するかと判断し、選択式のトレ問を一通り解きました。その後は安衛、労一、社一を中心に完成文をテキスト代わりに読んでいました。
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Hanakoさんの合格体験談はこちらでも読めます!
あすぱらまる:
選択式が自分の課題だったため、2年めは当初からその時々の選択トレ問を解いていましたが、残り100日からはそれプラス毎朝のルーティンとして下記を実施。自分にとって鍵だった安衛法はとにかく毎日。あとは労一、社一を優先的に。(引き換え、社会保険科目は手薄になってしまったかもしれません…。)
・目的条文:金沢先生のブログ掲載のもの3問の穴埋め&口パク
・選択トレ問:安衛法3問&その時のメイン科目
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「トレ問」というのは大原の教材で「トレーニング問題集」のことです
2020年選択式労一について
2020年の選択式の労一は、5問すべてが統計名称を答えさせる(しかも選択肢のグルーピングなし)という驚愕の出題でした。その出題に遭遇したお2人にその時のことを伺いました。
しま:選択は全科目見て、出来るところから解答。労一みた瞬間、頭真っ白。あと回しにして、かなり時間を費やし前後の文脈から選択肢を選んだら結果3点とれていました。行きの電車で大原の重要統計数字の印刷物をチェックしてたのも奏功。 選択労一の答え合わせが怖くて、本試験後も数日出来ませんでした。昼休みも外気に触れ、空を見上げたり気分転換してました。
Hanako:模試の時から、全科目の問題を見てから解きやすそうな科目から解く方法でした。
労一を見た瞬間頭を抱えました。あれだけ「統計名は大事」と言われていたのに…金沢先生ごめんなさい!と思いました。また、応援してくれているいろんな人の顔が思い浮かびました。
深呼吸して他の科目の問題を解き、見直しも済ませて残りの時間の全てを労一に費やしました。
前後の文脈や消去法で解こうとしましたが、結果は2点で及びませんでした。ダブルマークなどのテクニックも思い出せませんでした。
昼休みは労一でダメージを受け、食欲がないながらもおいなりさんを食べました。ゼリー飲料を持参すれば良かったと思いました。水筒の温かいお茶を飲み一息つきました(試験中は水筒は×)。
昼食後に会場の外に散歩に出て、ベンチに座って空を見上げていたら気持ちが落ち着きました。選択式の答え合わせはしませんでした。スマホも電源を切ったままでした。
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2020年選択労一は合格基準点の補正(3点→2点)が入りました
本番前の全科目一回転の方法
しま:社労士24を2倍速で聴く、横断まとめをよく見ていました。
もも:大原生さんは社労士24をされる方が多いようですが、耳からの学習が苦手なため、TACの過去10の1度でも間違えた問題、論点があやふやだった問題を全科目解き直しました。
記憶が曖昧な箇所、数字に不安ある箇所はTACの看板講師、宮島先生のデジボをノート一冊に集約して、本試験にも持参しました。
Hanako:最直前期は社労士24を1.5倍速で一回転です。テキストに論点を集約していたのでテキスト読みも兼ねて。
あすぱらまる:本試験2週間前からは選択対策に特化。休日は以下の手順で勉強して全科目1回転しました(1日1科目ペース)
・用意するもの:選択トレ問、社労士24レクチャーテキスト、マーカー、社労士24
(1)選択トレ問を解く→気になる用語があった都度、レクチャーテキストにマーク
(2)レクチャーテキスト1冊をノンストップで速読(1ページ1分ペース)
(3)頭が沸々してくるのでクールダウン(休憩、夕食など)
(4)社労士24をながら聴き
(2)のレクチャーテキスト読みは、指でテキストの文字をなぞりながら。図解の中身も全部読むので、1ページ1分はわりとハイペースでした(1冊読むのに1時間〜1時間半ぐらい)。
改めて読むと「こんなことも書いてある!」と見落としていた論点に気づくことができ、かつ、一気に読むことで「これだけ覚えていればいける!」と思えたのが精神的に大きかったです。
また驚いたことは、(4)の社労士24ながら聴きにおいてグリップ力がUPしたこと!何の論点を話しているかがクッキリハッキリ分かるので、聴き流さなくなりました。
今思えば、「テキスト読み→ながら聴き」で実質的には2回転やっていたのかも?

あすぱらまるさんの高地トレーニング法は大反響でした!
kiki:机に向かって勉強できる時間があまりなかったので、お弁当を作りながら洗濯物をたたみながらお風呂を洗いながら車を運転しながら、ひたすら社労士24を聴いていました。
また金沢先生のツイッターやブログで公開されたまとめ図やドリルを印刷して使い(まとめ図やドリルがある=重要なところ)、本試験にも持参しました。
直前期の勉強時間
しま:平日は通勤時間の耳勉とテキスト読み、昼休みに一問一答、夜に問題解く(30分から1時間)、寝る前に目的条文の音読。休日は8時間から10時間。模試の復習→間違え箇所の確認など。
もも:平日3~4時間、休日10時間。
本当に直前になると移動の時間がもったいないので、ひたすら家で勉強をしました。
Hanako:平日:2〜3時間、休日:5〜6時間
スキマ時間をかき集めてこの時間です。
あすぱらまる:休日、最直前週で取得した夏季休暇では1日7〜8時間くらい。自分の全科目1回転方法がけっこう負荷のかかる方法(高地トレーニング的?)だったので、長時間はできませんでした。
(おまけ)択一勉強法
スペースでは話さなかったのですが、後からリクエストがあったので、皆さんに択一の勉強方法を教えてもらいました。
しま:私は模試や直対の問題の復習をして5択に慣れたのと、解く順番を工夫(誤り問題からってやつです)して取りこぼしを無くすようにしたのが、個人的には良かったですかね! 最後は基本を落とさないは大事かなと。
もも:択一対策と言うほどではありませんが、、、
過去10とツボ(択一のみ使用)を解くと必ず一問一問テキストに返りました。問題集の解答欄の横にテキストのページ、テキストにもツボP○とか過P○とかページ数と問題番号を記入しました。該当箇所を探す時にテキストを隅々読むのと、再度間違った時もテキストに返りやすい、そしてテキストでは理解出来なかったものも問題集で理解。徹底的に問題集とテキストをリンクしました。これで択一の点数が伸びたのと、必然的に選択の点数も伸びました。
相変わらず超アナログ勉強法でした。
付箋は自分なりにルールを決めて色分け。けっこう楽しかったです。
皆さんもおっしゃるとおり、本当に基本に忠実にやりました。
苦しかったけど、目標があったから楽しかったです。
Hanako:択一、わたしはとにかく過去問重視。トレ問祭りです。
アプリで毎日解きました。
ランダムにして理解度の低いもの、メモ機能に論点を書いて記憶に残るようにしていました。あと5択の問題に慣れるよう、サブノートを活用していました。
ツボはアプリが出揃うまで使っていましたよ。ニャンコのシールが好きでした。
あすぱらまる:直前期は直対演習問題を解きながら、ひっかけ論点、横断論点、周辺論点をレクチャーテキストで拾い読み。結果、レクチャーテキストのほぼ全範囲に目を通す感じになり、頭の中が整理できました。 また、2〜3分のスキマ時間をかき集めて、トレ問アプリで「徴収法数問+全科目1問以上」を毎日解いていました。 徴収法は労災、雇用の2科目をフォローしてくれる心強い味方なので、オススメです!
kiki:特別な勉強方法はなく、とにかくトレ問を端から解いていました(紙派)。間違えた論点はレクチャーに戻り、単純に覚えていない時は語呂合わせや反復を活用して覚える。どうしてもわからないところはツイッターで質問(誰かが教えてくれる。質問を入力しているうちに論点が整理されて理解できることも)。他の論点と混ざっている場合はどこがあやふやなのかを確認し、まとめ図などを利用して頭を整理しました。
アプリのトレ問はレジ待ちなどのスキマ時間にランダム出題で使っていました。
受験生の皆さんにひとこと
しま:模試1回目の結果が悪くてスイッチ入り、直前1か月でぐっと成績伸びました。最後まで諦めず成し遂げて下さい!あと心身の体調管理に気をつけて。応援しています!
もも:模試の結果に一喜一憂したり、本当に不安な日々を過ごされていることと思います。私も模試の結果が悪く、もう止めた!とその日ふて寝をしたこともあります。
しかし努力は決して裏切りません。あとはご自身を信じて、これまでの努力を信じて、体調に注意して全力で挑まれますように。
そして必ず合格すると信じる気持ちが大切だと思います。
ご健闘をお祈りいたします!
Hanako:あと42日なんですね。ここまで勉強を続けてこられたこと、本当にすごいことだと思います。あとは「合格する」と自分を信じて、8/22まで駆け抜けてください。陰ながら応援しています。
あすぱらまる:直前期には「記憶は2週間保つ」という魔法の言葉があります。2週間前に覚えたことは本試験でも覚えている…そんなゴールデンタイムが8月にやってきます。そこからの伸びは本当にスゴイです!! 今できなくても当日できれば良い。他の皆と比べて自分は…と凹むこともあるかもしれないですが、照準は「本試験当日の自分」でOK! 成し遂げましょう!!
kiki:直前期、あれもこれもやること、覚えることがあって時間が足りない!という感じかと思います。私ももう無理!と思いながらも、金沢先生の「頭の総枠一杯に詰め込もう。少しオーバーしても表面張力で溢れない」というツイートを思い出して「まだ表面張力がある!」とがんばりました。
私が受験生だった時は、ツイッターの仲間に本当に励まされました。受験生の時に一緒に勉強した仲間は、社労士になってからも今日の座談会メンバーのように悩みを相談できる心強い仲間になります。
今は私の頃よりさらに強固なつながりが生まれていると感じます。その絆を大切にしてもらいたいなと思います。

本試験の昼休み、空を見上げている仲間が全国にいると思うと、午後も頑張れます
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