稼ぐ士業になるには~9フレームセミナーより~

社労士

私は2019年に社労士試験に合格し、合格発表の翌週にあった資格の大原の合格者イベントで「士業で成功するための9フレーム」と題されたセミナーを拝聴しました。

これは後に「9フレーム士業の勉強会」に形を変えてシリーズ化される予定だったのですが、それは1回目を終えたところでコロナによる中止を余儀なくされてしまいました。

でも、この2回のセミナーが大変面白かったのです。

せっかくだから多くの方に知ってほしいと思い、ブログにまとめてみました。

「開業を考えているけど、何をどうしたらいいかわからない」という方に。
「これさえすれば儲かる」という裏技や近道ではないですが、士業として力をつけていくための努力の方向性が見えてきます。

 

最初に:9フレームとは?

9フレームとは、資格の大原の「中の人」こと中亭先生が考案した”幸せ学習法”です。
長年の講師経験と膨大な勉強量から編み出した、我慢しない楽しい勉強方法なのですが、その考え方を応用させたのが今回のお話です。

本家9フレームについては「しあわせ学習法 9フレーム」という本が出ていますので、そちらを読んでみてください!

ただの食べていける士業ではなく、「がっつり稼げる士業」のためのセミナー。
日本は10年以上前から人口減に転じている一方、士業の人数は増え続けています。
過去のモデルは通用しない中でどうやって成功していくか。
一歩先んじるヒントが満載です。

社労士に求められるもの

開業社労士のメインターゲットは中小企業。顧問契約を結んで月々の顧問料で経営を安定させるのがベーシックな戦略となります。

その際、その中小企業の経営者と対等に話すことができ、相談相手になれる社労士になることが重要。

社労士の定型業務は自動化できます。社労士に求められるのは、実はコンサルティング会社を稼がせない社労士はただのコストです。顧問企業を儲けさせるための勉強は必須なのです。

経営理念

開業後に成功するかどうかを決めるのが企業理念

ここを明確にしているか否かで収益に6〜7倍の差がつくという調査結果があるほど。士業はさらに顕著で、数十倍の差が生まれてきます。

成功した人には哲学があります。
「世の中をこうよくしていきたい」という理念がある方が結果的には儲かり、「どうしたら儲かるか」という思考だとかえって儲かりません。
「お金とは」「仕事とは」などを考え抜き、自分なりの定義を持っていることが大事で、それがあると経営者と対等な話し相手になれるのです。

企業理念の根っこには人生観があります。人生観と企業理念がずれてしまうと不幸になります。自分は何が幸せか。どんな人を、どう幸せにするかを考え続け、明確に言葉にしておくことが大事です。人生をかけるくらい徹底的に考えましょう。

顧客獲得~マーケティング&営業~

社労士は営業経験がない人が多いですが、開業するなら営業に関する本を生涯で100冊は読むと良いです。
1、2冊読んだだけでは本に「正解」が書いてあると思ってしまいがちですが、10冊、20冊と読むと内容がさまざまで時に矛盾があり、「答えはない」と分かってきます。

中亭先生は2か月で100冊読んだそうです

顧客獲得のための具体的な取り組みとしては:

士業のネットワークを強める。他士業の先生から仕事が紹介で回ってくるようになると安定します。
紹介してもらえるためにも能力を上げることが必要です。また「何ができるのか」「何をしたいのか」を明確にしておくと、紹介してもらいやすくなります。

セミナーを開催する。講師をすることで「先生」ポジションに立つことができます。それだけで「営業しに来た人」から「先生」に立場が変わります。相手の潜在意識に立派な社労士であると植え付けることで、交渉が有利に、スムーズに進みます。

セールスレターを作る。名刺だけではなくセールスレターも作って渡しましょう。セールスレターに書くことは「自分の実績」や「できること」ではありません。相手が知りたいのは、「契約したら自分にはどういうメリットがあるのか」。顧客目線で作りこむ必要があります。
心をつかむレターを作るためにキャッチコピーやデザイン、切り口などをしっかり勉強しましょう。

自分を安売りしない。自分の価格を高く設定することで、その価値があると見てもらえます。その価値に見合うように成長する必要があります。「今の自分にできる範囲」で決めてはいけません。今できる範囲の能力を使うのではなく、初めてのことや新しい力を身に着けていきます。高い目標を掲げてそこに向けてがんばること。

自分ブランディング

自分を安売りしない。戦略としての値下げはアリですが、戦術としての(その場しのぎの)値下げはNGです。
よく「初回相談無料」と掲げているのを目にします。それでもいいのですが、無料の顧客のためにどれだけ入念な準備をするでしょうか。
初回から有料にすれば、その顧客や業界について事前に最大限勉強します。
それによって仕事の価値が上がります。
そうすると薄利多売に頼らなくて済むので、仕事に余裕ができます。
できた余裕でもっと勉強ができ、より仕事の価値が上がり…という好循環に結び付きます。

自分ブランディングのためには書籍の出版はマストです。今は電子書籍もありますので、非現実的な話ではありません。
まずはブログでプロの記事を書き溜めます。
「素人なので」という言い訳はききません。徹底的に調べて書きます。テーマは「年金」や「働き方改革」などなんでもOK。
PV(ページビュー)を稼げるようになってから開業し、ブログを事務所のHPへと看板を掛け替えます。すでにPVはあるので、すぐに仕事に結び付きます。

ツイッターもマスト。やらない理由がありません。むしろ、やっていない顧客企業の経営者がいたら、ツイッターを始めるよう案内しましょう。

会計知識を身につける

士業は会計の知識を身につけておくと安定が増します。
中小企業の経営者には、仕事には一生懸命なのに経営には無頓着という人も多いです。そこで士業が数字を読めて経営のアドバイスができると強いです。簿記2級、FP2級レベルの勉強は必須です(合格しなくてもいいですが、知識は有しておく)。
「コンサルタント」という肩書きでアプローチすると警戒されますが、士業はそこまで警戒されません。
士業の看板で顧問契約を結び、実際には経営のコンサルティングをします。徹底的に顧客企業や業界を勉強して顧客企業を稼がせる。儲けさせてくれる存在なら、経営者は顧問料の値上げを厭いません。
中小企業の経営者にとって社労士の顧問料は単なるコスト。でも数字を見て提案できる社労士なら、コストではなくお金を出したい相手になれるのです。

終わりに

成功のためのエッセンス

冒頭に書いたように、私が社労士試験の合格発表後に初めて受講したのがこのセミナーでした。
当時の私は「中小企業の顧問になるのが王道」という話を聴いても「そうなんだ…!」と思うくらい、社労士の開業の実際については何も知りませんでした。それだけに中亭先生のお話はとても新鮮で面白く、大変勉強になりました。

その後いくつもの有料のセミナーを受けたり、本を読んで勉強したりしましたが、そこで学ぶ内容はかなり中亭先生のお話と共通しているところがありました。

すなわち、このセミナーには成功のためのエッセンスが詰まっています
「これをやれば確実に儲かる」といった簡単な方程式があるわけではありません。お金を稼ぐというのは、そんなに簡単でも単純でもないはずです。
それでも努力の正しい方向を知っていて行動すれば、その先には「成功」があります。

行動しましょう。努力しましょう。そして成功しましょう。

簿記を勉強したくなった方に

このブログを読んで「…簿記かぁ…」となった方にお勧めの動画があります。
「9フレーム士業の勉強会」もう一人の講師・板垣先生。今回のブログではご紹介できませんでしたが、とっても魅力的で大人気の先生です。
その板垣先生がレクチャーする「イタボキ」という初心者向けの簿記の動画があります。(板垣先生+簿記=イタボキ!)
もとはツイッターで連載されていた1回140秒と短い簿記の講義。めちゃくちゃわかりやすいし、1回が短いので取り組みやすいです。

YouTubeに50回分一気見の動画がありますので、ぜひ見てみてください。私も繰り返し見て勉強中です。

さらに会計の数字の見方を知りたくなった方には、板垣先生のライブ講義を収録した「メッチャ楽しい会計入門」があります。こちらは1回2時間と長いですが、見始めるとあっという間。ほんとにメッチャ楽しい上に、世界の解像度が上がります。こちらもぜひ。

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